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現実世界と文学と

ここでは私が興味を持った小説を邪推して裏を読んでその考察をしていきたいと思います。

『井上ひさし』ナインと中流3

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『井上ひさし』ナインと中流3




内野の労働者
下記の野球ポジション表を眺めたときにある事に気づいた。
野球では本塁・一塁・二塁・三塁を結んだ線で囲まれた正方形の区域を内野というが、
その内野を守るナインのメンバーは労働者、
つまり誰かに雇われて生計を立てている人たちなのではないか。
会社員、コック、コンピューター技師、教師。

これらは特定の雇い主から給料をもらって働く人たちである。


ポジション

進路

一塁 明彦

丸の内の会社へ勤務(会社員)

二塁 陽一

新宿のホテルでコック

三塁 忠

コンピューター技師

遊撃 光二

中学校教師



ポジションと進路には何らかの関連性があるのではないか。
これには思想的な含みがあるのではないか。
一塁→右寄り(保守的)会社員
二塁→中道 コック
三塁→左より(革新的)コンピューター技師
遊撃→中道に近い 公務員
こう考えると左翼の常雄、右翼の誠の進路も同じような含みを持っているのではないだろうか。
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